スキー場は危険がいっぱい!
「とめてーーーーーー!!!!」
って、私の大声も雪に吸収されてしまう、ここはスキー場の山頂。
リフトを降りた憲宗が向かったのは上級者向けの「北壁コース」。
超ハの字。プルークボーゲンの上級者なんていませんから。
そして「北壁」と言う名の通り、まさしく絶壁。
私の悲鳴を聞いて、次女が憲宗に滑り寄り「こっちは行かないよ」と伝えてくれて滑落の危機を回避。ホッとするのもつかの間、急いでスノーボードを履かなくちゃ。
スキーがあまり得意ではない私は、スノーボードで子どもたちをスキーに連れ歩く。
両手がフリーな点は良いけれど、“世界のYAZAWA”並に「待つのが嫌い」な憲宗は、私がボードを履いてるうちに姿を消す。。。
迷子になって困るくせに、なかなか治らない。
何度も「かーちゃんと一緒!!」と伝えても、うんうん言っていなくなる。
高速リフトを一人で乗ってるのなら、まだカチンと来るだけ。
次女と手分けして探しても見つからず、そろそろ誰かに相談しようかとスキー場スタッフに近づくと。。。
バリ バリ バリ
と、耳をつんざくヘリの音!
「えっ!?まだ呼んでないけど!!」
と、一人焦っていると、スタッフがスキー客に
「バックヤードの捜索ですね~」
と話している。。。
あっ、そう。そうだよね。ヘリが来るわけないか。
なんて思い視線をゲレンデに戻すと、上から超ハの字の直滑降!
しかも、猛スピード!!
間違いない!憲宗!!
と、再会に熱い抱擁。
毎年、毎年、二度と会えないんじゃないかと思いながら楽しむスキー。
低筋張児で、歩けなかった憲宗がスキーを楽しむなんて夢にも思わなかったー。
見よう見真似で、今年はターンも出来る(笑)
お尻ブレーキばかりの頃は、スキーウェアのお尻もペラペラになってたけど、今年は違うぞ。
次の日の朝は、私の左手首が腫れてて痛いっていう、怪奇現象が現れたけどね。