言の葉大賞 出発とハプニング編
「楽しみだねー!!」
と、周りの人たちに言われれも、出発前日の私はまだ楽しめない。
新婚旅行以来の飛行機。
私一人ならまだしも、子ども3人引き連れて無事に搭乗出来んのかっ!?
「上の二人は、もう手がかからないでしょ?」
って言われてもですねー。
いざって時は憲宗が一番おりこうさんですから!!!!
中学生だろうが、高校生だろうが、子育てに油断大敵!!
友人のお言葉に甘え、自宅からバスターミナルまでは車で送ってもらった。
バスに乗れば空港まで直行。
時間の余裕もあるし、少し楽しめそうな気がしてきた。
広い空港、初めてのくせに慣れた感じで先頭を歩くドヤ顔の憲宗。。と、その小生意気な背中を慌てて追いかける私たち(汗)
さてと、障害者サポート窓口を見つけチェックインと荷物検査。
憲宗が旅行バッグに入れた爆弾型のクラッカーと弱っちぃエアーガンは、説得の上で自宅に置いてきた。
おもちゃのドライバーはプラスチックだから多分大丈夫。
壁に貼られたポスターの「ヘアアイロン」のイラストを見た長女が「母ちゃん、アイロンまずいかも?」と。
出して確認してみようという事で背負っていたリュックを下ろし、旅行バッグのカギを探す長女。
長女が持つ大きな旅行バッグには、私と長女と憲宗、3人分の全ての着替えと授賞式に使うバッグや絶対に雑貨が欠かせない雑貨類が入っている。
カギを探す長女。。。
カギを探す長女。。。
カギを探す長女。。。
時をかける少女。。。
長いなーーーー。。。
ない。
何度探してみても。。。
カギは。。。
ない。