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ちゃんと今を生きてるかい?

耳が聞こえず言葉を持たない息子が教えてくれたこと。「未知数なぼくたち」絵会話アーティスト武田憲宗の活動や家族の日常を記録。金髪で、がんサバイバーの母ちゃんは気合を入れて子育て中。

今気付いた「はなちゃんのみそ汁」

がん 長女と次女の成長

いつかの24時間テレビ。

闘病作品はあまり興味を示さない長女が「はなちゃんのみそ汁」を見るんだと、珍しく放送時間をチェックしていた。

24時間テレビは毎年8月。その頃の私は夏休みの過労で日々精一杯のことが多くて、その日もテレビを見る体力はなく、先に布団に入っていた。

 

次の朝。

「すごい感動したさ。テレビとか本を読んでも泣かないのに、初めて泣きそうになった!っていうか、ちょっと泣いた~。」

と、感想を教えてくれた長女。

泣くとは本当に初めてだ。

幼いころ「ははをたずねて三千里」を見て、お母さんとの別れのシーンに悲しさと怒りから顔を赤くしてテレビを消したことがあったが、それ以来だ。

「どこが感動だったの?」

と聞いてみると

「お父さん、あのお父さんが良いのー!」

と。

そうなんだ、さすがは父ちゃんっ子の長女だなーと思いながらもそのままの月日が経っていました。

 

が、長女が泣いた意味が、今日、今、わかった。。。

はなちゃんは長女自身だったのかーーーーーーーーーーーーーーーー(涙)

 

我が家に炊飯器はない。

私が敬愛するカリスマ主婦「姉さん」の自宅に、炊飯器がないことを知ってから、私も鍋でご飯を炊こうと、炊飯器は処分していた。

抗がん剤治療中、冷たい水には絶対に触らないようにと病院から指導されていた私は、ご飯を炊く作業を長女に託してたのだが、炊飯器は買わなかった。

「ご飯さえ炊ければ無敵」

キャンプだろうが、停電だろうが、災害だろうが、鍋でご飯が炊ければ生きて行けると言うのが、私の持論。

「5年生で鍋でご飯を炊ける子は、そうそういないよ」

と、長女を励まし、繰り返し教えた。

朝食は絶対にご飯とみそ汁と漬物がないとダメな長女は、ご飯を炊き続けた。

 

そんな自分と、はなちゃんの姿が重なったんだろう。。。

と、今頃、今更気付いた情けない私。。。

ごめん。

大反省。

ここ最近「はなちゃんのみそ汁」のお話を耳にする。

昨日、魚をさばいていて、手が汚れていた私は久しぶりに長女にご飯を炊いてもらった。

気付いたのはそのせいかも知れない。

 

長女とはなちゃんに、ありがとう。