ブログ開設のごあいさつ
まさかのブログデビュー。
人様のブログもまともに読んだことないのに、そんな私がなんでまた・・って感じだけれど。
数年前から「ブログ書いたら?」
なんて、あちこちで言われてきたけど、本人、全く書く気ありませんでしたから。
だって、息子が4年生になった今だって、連絡帳は毎日だし。
長女と次女には
「母ちゃん死んだら、この連絡帳も棺に入れてくれ」
って、言ってるくらいだし。
日常を人様に見せる意味もわからんし、連絡帳さえあればこれ以上、記録する必要ないよって思ってた。
「未知数なぼくたち」が動き出すまでは。
予想以上の以上に大盛況だった、息子、憲宗の初めての「てんらんかい」。
それが「未知数なぼくたち」。
息子をアーティストにするなんて考えてなかった。
展覧会を開催するなんて考えもなかった。
ずっと子育てしてきた。
ただ、それだけ。
一体、何がどうしたかって、きっかけは憲宗が描いたニンジャの絵で作った、ポケットティッシュ。
憲宗が描いた絵は、それまでも年賀状にしたり連絡ノートの表紙にしたりと色々に楽しんできた。
特別支援学校に入学し、まさかの転学。
2年生から地域の特別支援学級に入り、私がゴールデンコンビと呼んだ先生2人のおかげで、私自身もひと息つけたのかな?
何か形にして、これまでお世話になった方々に「憲宗、こんなに成長しました!」ってお礼をしたいと思い、作ったポケットティッシュ。
それも1000個(笑)
配ったよね。
主治医はもちろん、かかりつけの小児科や歯医者さんへも持参。
学校の先生から、幼稚園、保育園の先生。私の大好きなベビーシッターさん。
たっくさんの方々に配って歩いた。
そしたら「他に何か作ったら、売ってよ」と言われ。
「はぁ?」
「展覧会開きなさい」と言われ。
「はぁぁ??」
マジャコング並に言ったよね。
もうね、皆さんが次々に「どうぞー」つって、扉を開いてくれる。
でもって私も「おじゃましまーす!」つって、入ってく。
ここで遠慮はない。
そうさ、だって全力で子育てしてきたんだから。
そんなこんなではじめてのてんらんかい「未知数なぼくたち」が開催され、Tシャツを販売した。
成功するとかしないとか、そんなことは頭になかった。
「憲宗のてんらんかいを楽しみ尽くそう」
頭の中はそれのみだった。
「てんらんかい」開催の絶対条件で、渋々始めたフェイスブック。
日々流れていくタイムラインを見ながら、記録を残したいと思った。
フェイスブックとはまた別の、毎日の連絡帳には書かれることのない内容で。
そんな訳でのブログデビュー。
憲宗の子育てはとにかく抱腹絶倒。
とは言え、楽しいだけの子育てなんかじゃない。
小さい頃だって、今だってそれはそう。
汚い言葉を投げつけられることもある。
社会の理不尽さに親子で苦しんだときもあった。
ストレスでがんになって、4年前の夏に主治医も驚くリンパ転移。
周りから「短命」とささやかれ、若くして死んでも仕方ないやと、思ってた。
運命なんて、寿命なんて、諦めるとかじゃなく、受け入れるものだと思ってた。
でも今は。
生きていたいと。
強く思う。
お姉ちゃんらしい長女。
お兄ちゃんらしい次女。
そして、
私にとってシャーマンである息子の憲宗。
この子達のこれから輝く姿を
見ない訳にはいかない。