私のこと
「この子がおしゃべりにならないとは限らないからね」 何年前だろう。 まだしゃべりもしない憲宗を前に、主治医が私に言ったセリフ。 何となくねー、そんな気もしてたけど。 してたけど。 けど。 ここまでしゃべるかねー。 私が何をしてようが、どんな時だろ…
たった一つの言葉 札幌市 武田 倖朋(みほ) まるで狙い済ましたかの様に、その日を選んで誕生した息子。小さな命を胸に抱き、古から繋がってきた命の奇跡に想いをはせた。。。そんなお彼岸の中日だった。 良く笑い、良く眠る子だったが、首が座らず、生後7…
今回の京都旅行、目的は授賞式だから、観光は我慢、我慢。私なんて憲宗のリクエストで、初日と3日目は鉄道博物館だったし。。。うぅ。 それでもせっかくの機会ですからね!ここだけは家族皆で行こうってことで、伏見稲荷大社と錦市場はきっちり楽しませてい…
あれは昨年の何月だったかな。 いつものように朝刊をめくる私の目に飛び込んできたのは、新聞全面を使った新緑色の広告と、そこにあった募集テーマの文字。 「言葉の力を感じる時」 テーマを見るなり「これ書こう。書かなきゃ」と、不思議なほど強く思ったの…
もう会えないと思ってた。 でも、願えば叶うとも思っていた。 再会の年 今年は、そんな年なのかもしれない。 一人目は6年ほど前、色んなことがあり疎遠になってしまった友人。 いつかどこかで彼女を見かけたら、その時は声を掛けようと心に決めていた「その…
春休み。 長女と次女の進学準備でいつも以上にハードな上に、憲宗はインフルエンザ。看病疲れの私は憲宗の咳がうつり、眠れないほどの咳で睡眠不足。おまけに体中が痛い。 病院には行けないし憲宗の咳止めテープをちょいと拝借して貼ってみたら、突然気を失…
山の上のお家。 景色がきれいだったー♪ リビングの窓から見える山。何も遮るものがないー♪ 踏切の音が聞こえる。 裏の家に住んでた幼なじみ。今はどうしてるかな? 一本下の道路の幼なじみは、離れていても大切な存在。 下の家の幼なじみとは、この前ばった…