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ちゃんと今を生きてるかい?

耳が聞こえず言葉を持たない息子が教えてくれたこと。「未知数なぼくたち」絵会話アーティスト武田憲宗の活動や家族の日常を記録。金髪で、がんサバイバーの母ちゃんは気合を入れて子育て中。

○○新聞襲撃事件 後編

しばらくして帰宅した父ちゃん。 とりあえず笑ってるところを見ると、無事に解決したようだ。 で、落ち着いて話を聞いてみる。 その男は単なる新聞勧誘員だったそうだ。 我が家のピンポンを押したと同時にライトに浮かび上がった会社の名前が目に入り、パニ…

○○新聞襲撃事件 前編

かれこれ10年近く前の出来事だろうか。 薄暗い夏の夜。 帰宅したばかりの父ちゃんは、子ども達の「お帰り攻撃♡」を受けていた。 「ピンポ~ン♪」 と、来客を知らせる音。 対応は、たまたまインターフォンの目の前に立っていた父ちゃんにお任せした。 が!…

特別支援学校 ④ 転学

ボスの一言から始まった転学計画!! 異端児的な彼女の存在、彼女に憲宗を預けてみたいと思っていた。 だからと言って、幼稚園からストレートで特別支援学級へ通うのは厳しかったし。なにせきちんと椅子に腰かけているところを、あまり見たことがない。。。…

特別支援学校 ③ 転学

以前 ② まで書いていたと言うのに。。特別支援学校についてのブログは間が空いてしまった。 懐かしいなー。「20世紀少年」(笑) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あれよあれよと話が進んだ、憲宗の転学。 はっきり言って、私…

まさかのテレビ東京! 密着取材!! 後編

迎えた取材日。 ほんのわずかな打ち合わせを済ませ、先ずは手話サークルへ。 放送ではカットされていたけれど、私の日常を撮影したいとのことで手話サークルでの学習風景も撮影していた。 帰宅して私のインタビュー。 子ども達の話に、目を赤くするプロデュ…

まさかのテレビ東京! 密着取材!! 前編

とにかく、それは突然だった。 最初のメールが届いたのは水曜日の夕方。病院スタッフから。 その時点で、私の心は取材を引き受けようと、決まっていたんだと思う。 偶然にも次の日は私の術後5年目の診察日。クリアなら卒業。 結果は大丈夫とは思いながらも…

抗がん剤治療 後編

気がつくと数カ月放置されていたブログ。。。再開? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 正月明け、いつもより休薬期間が長かったのにまさかの白血球減少。 どうにか治療にこぎ着けたものの 「それだけ危険な治療なの…

抗がん剤治療 中編

イメンドを服用し抗がん剤を減量しての治療スタイルが決まった。 治療は木曜日。 朝は自宅から車で50分離れた幼稚園に憲宗を送り、そのまま病院へ。 血液検査、診察そして抗がん剤。 病院を出るのは夕方になり、それから憲宗をお迎えに行く。 自宅に帰ると…

抗がん剤治療 前編

友人の手厚いサポートを受け、少しだけ前向きになれた私は病院へ向かった。 「えっ?ホントに??」 私の副作用を聞いて、目を丸くする主治医。 「副作用を和らげる薬があるから。」 と、処方されたのは吐き気止めのナゼア。 それと、デカドロン錠と言う、ま…

⑫ 長女にお鍋でご飯を炊かせた理由

私は炊飯器を持っていない。 抗がん剤の副作用で、私は冷たいお水に触れる事が出来なくなったため、長女がご飯を研いで炊くと言う役割を担うこととなった。 毎日、毎日ご飯を炊かなくてはいけなくなった長女の為に、炊飯器を買おうかと考えたのだけれど、一…

⑪ あの日の電話

初めての抗がん剤。 針を抜いてホッとした頃に副作用はやって来た。ビニール袋を片手に、何度も吐きながら帰宅。 その後、土日の二日間の記憶は、ほとんどない。 とにかく五感の全てが苦しくて、部屋に降り注ぐ日の光も、窓から入り込む風も、自分の肌の匂い…

⑩ 初めての抗がん剤

いよいよ始まる抗がん剤治療。 肩にリザーバーを埋め込む手術を担当したのは、まだ若いO先生。 手際も良い上、ベテランの様に落ち着いているその雰囲気に安心しきっていた私。 担当の看護師さんは、私がM先生からがん告知を受けた時に傍にいたこともあり、…

⑨ 私が抗がん剤治療を受けた理由

薬やワクチンはあまり好きではない。 必要な時にはちゃんと病院へ行くけれど、プロポリスとイトオテルミー(医師が開発した温熱刺激療法)でたいていの体調不良は改善するし、インフルエンザワクチンも打ってはいない。 いきなり「抗がん剤治療」と言われて…

⑧ まさかのリンパ転移

術後は順調に回復していた。 明日は退院って時に病室にやってきたT先生。 「組織検査の結果が出たから、ご主人呼んでくれる?」 私 「えっ?先生、私一人じゃだめ?」 今までだって、術前の説明も、手術の時だって私一人だったのに。 T 「ご主人と、ご一緒…

♪ コインを誤飲 オーイエーィ ♪

まさかのラップ調♪ 誤飲も2回目ともなれば、タイトルで韻を踏むくらいの余裕はありますよ。 そう、2回目の誤飲はプラスチックのコイン。マリオのコイン。 1円玉くらいの大きさだったかな。 その日、憲宗はレゴでアヒルらしい鳥を作っていて、そばでは次女…

ボタン電池誤飲事件

がんの話が続くと疲れるので、ここらで気分転換♪ 3月の健康診断で便潜血がわかった後も、変わらぬ毎日は続く訳でして。。。 この頃は、大腸カメラ検査のため病院に予約を入れたりして過ごしていた。 GWの始まりに、私は台所仕事をしながら長女と次女の宿題…

⑦ 術後

看護師さんの声で手術が終わったことを知る。 酸素マスク。体のアチコチに上からも下からもチューブが入っているのがわかるが、そのまま深い眠りに落ちた。 目が覚めたのはいつだろう。 私は一人だった。 この入院はほんの数人の友人、知人にしか伝えていな…

⑥ いざ、大腸手術

「僕が切るから」 そう言ったかどうか。 でも、私の記憶にはそう残っている。 そんな感じで、突然現れたT先生。 『完璧に切ります。切っちゃいます。』と、見てるだけでわかってしまう、そんなドクターだった。 医者医者した感じがないので、私も患者患者し…

⑤ 賑やかな病室

子ども達を児童養護施設に預け、なだれこむ様に入院。 その日の病室は術後の患者さんや看護師さんの出入りが多く、挨拶をしそびれてしまった私。。。 「奥の女学生さんは、どうしたの?」 と、病室が落ち着いた頃、澄んだ声が聞こえた。 これって間違いなく…

④ 大腸切除 決定

内視鏡で切除したがんの組織検査の結果が出た。 リンパ転移はないものの、根が深かったらしく断端検査の結果が陽性だった。 大きな心配はないが、やはり気になると言うМ先生。 「大腸を切除したほうが再発率がは下がりますが、手術なので体には傷が付きます…

③ 内視鏡手術

子ども達を知人にお願いして、1泊の入院。 ラッキーな事に腕の良いM先生に診てもらえた私は、前回の内視鏡(大腸カメラ)で何の苦痛もなかったため、今回の内視鏡手術にもなんの不安もなかった。 そうして、悪性腫瘍の大きさや私の生活状況を配慮して、入…

② ドクターからのがん宣告

元々予約を入れていた35歳の健康診断。 実はこの年、私は精神的に不安定な憲宗から離れられず幼稚園に付きっきりで登園し、何度も予約をキャンセルしていた。 「憲宗を見ているから、行ってきなさい。」 ママ友に背中を押されて年度末ギリギリ、病院へ駆け込…

① 寝ぼけ眼でがん宣告

5年前の2月は、私が「がん宣告」を受けたときでした。 でも私「がん宣告」ってドクターからされるものだと思ってたんですよね。 なのに、私の場合は意外な奴がしゃしゃり出てきて。 まさかのまさか。 「えっ!?ドクターでもないのに!?」 みたいな。 で…

ブログのタイトル

先日、テレビ東京の密着取材を受けたことをきっかけに、私たち家族の時計の針が5年前に戻ったような感覚になりました。 気がつけば、私のブログには「子どもへの告知」以外は記録していません。 これもたまたま医療者向けにお話しする機会があったから、記…

オレオレ詐欺にはご注意を!!

実は最近、北海道では「オレオレ詐欺」の被害が再び増加傾向。 啓発活動の一環で、ここにアーーーーーップするのは、知人Tさんが振り込む間際まで気付かずに、すっかり息子だと思い込んでしまったという体験談です。プラス、武田家の体験談も是非とも今後の…

🍧夏休み家出合戦

気が付くと憲宗がいない。。。 はぁ。。。またか、消えた少年。 憲宗の家出は今に始まった事じゃない。そーとー年季入ってますよ。 テーブルに並んだ晩ごはんを見ては、「気に入らない」と裸で出ていった。 堂々と全裸で歩く姿は、まさに原住民イゾラド。こ…

ネコ、サバイバルを生きる❗ 後編

猫の生態を全く知らない私達は、どうやって探したら良いのかさえわからない。 父ちゃんが数人の友人に相談すると、皆口を揃えて「今ごろキツネに食われてるだろう。生きていたら、それこそ奇跡だ」と。私達は厳しい現実を痛感した。 それでも「ネコは動き回…

ネコ、サバイバルを生きる❗ 前編

さぁ❗ 夏休み恒例のキャンプー❗ 行ってみよーー❗❗ って前日は雨も雨だよ、大雨。 当日の予報も一日中雨だけれど、晴れ男憲宗を信じて決行した訳ですよ。 札幌から車で2時間、到着すると予報にはなかった晴れ間が~♪ さすが❗ 晴れ男、憲宗~❗ ヒュー♪ヒュー♪…

初めての電話

ここ最近、何かあるたびに 「電話かけよう!!」 って言ってる憲宗。 テレビで欲しいものを見つけては 「電話かけよう!!」 私の体にイボがあるのを見つけては 「電話かけよう!!」 って、余計なお世話。 そんな電話に興味ありありの憲宗、今朝はわざとに…

軽くノイローゼ

「この子がおしゃべりにならないとは限らないからね」 何年前だろう。 まだしゃべりもしない憲宗を前に、主治医が私に言ったセリフ。 何となくねー、そんな気もしてたけど。 してたけど。 けど。 ここまでしゃべるかねー。 私が何をしてようが、どんな時だろ…

言の葉大賞 毛利公一さん

授賞式の前に授賞式に参加する方とSNSで繋がって、授賞式に会うことができたら楽しいんじゃないかなー。 なーんて、ひらめいちゃった私。むふっ。 とは言え、私がこんな行動に出るとは自分でも驚き。今思うと、毛利さんに出会えるようになっていたんだろ…

言の葉大賞 入選作品

たった一つの言葉 札幌市 武田 倖朋(みほ) まるで狙い済ましたかの様に、その日を選んで誕生した息子。小さな命を胸に抱き、古から繋がってきた命の奇跡に想いをはせた。。。そんなお彼岸の中日だった。 良く笑い、良く眠る子だったが、首が座らず、生後7…

言の葉大賞 観光編 (母ちゃんは外国人!?)

今回の京都旅行、目的は授賞式だから、観光は我慢、我慢。私なんて憲宗のリクエストで、初日と3日目は鉄道博物館だったし。。。うぅ。 それでもせっかくの機会ですからね!ここだけは家族皆で行こうってことで、伏見稲荷大社と錦市場はきっちり楽しませてい…

言の葉大賞 番外編

4月のある日。 「ひょっとして、みほか??」 って、フェイスブックメッセージが入ってきた! もう、忘れてたのに!! 私がメッセージを送ってから1年以上も経ってんのに!!! なつかしいー。 会いたいー。 私が中学、高校とプライベートでお世話になった…

憲宗文字を書く ③

突然我が家に現れたのは、青い目のかわい子ちゃん♡ 真っ暗な山の中で襲われているところを、父ちゃんが救出!!若い!!美人!! 父ちゃんのことを命の恩人を思っているのか、一晩中離れなかったとか! 不倫の臭いがプンプンですね!! 「しばらく面倒見てや…

言の葉大賞 授賞式①

京都で着物を着るなんて、想像もしなかった。超嬉しい♪ まさかねー。 なーんにも知らずに応募しちゃって、入選しちゃって、授賞式に招かれちゃって。。。 とりあえず着物着とっか。みたいな。 服、持ってねーし。 それにしてもすごい人!人!!人!!! いっ…

「言の葉大賞」 解決編

まずは予約していたレンタカーを受け取りに、重い心と旅行バッグを引きずって迎えの車に乗り込んだ。 レンタカーを借りて、コンビニの駐車場へ。 とにかく一息つきたい。 いっそ、バッグごと忘れてきたなら諦めもつくのに、目の前にあるバッグが開けられない…

「言の葉大賞」 ハプニングその後編

飛行機は飛び立ち、どこまでも続くスカイブルー。 機内の私は超ブルー。 荷物のエックス線検査はクリアし、長女のヘアーアイロンも問題ないってことで、私に残された大問題は開かずのバッグ。。。 カギってね、開けたり閉めたりするんですよね。 大切なもの…

言の葉大賞 出発とハプニング編

「楽しみだねー!!」 と、周りの人たちに言われれも、出発前日の私はまだ楽しめない。新婚旅行以来の飛行機。 私一人ならまだしも、子ども3人引き連れて無事に搭乗出来んのかっ!? 「上の二人は、もう手がかからないでしょ?」 って言われてもですねー。 …

言の葉大賞 前編

あれは昨年の何月だったかな。 いつものように朝刊をめくる私の目に飛び込んできたのは、新聞全面を使った新緑色の広告と、そこにあった募集テーマの文字。 「言葉の力を感じる時」 テーマを見るなり「これ書こう。書かなきゃ」と、不思議なほど強く思ったの…

Fu●k  You!?

連絡帳には担任からのコメント。 「バンソーコーをはがした左手の中指が臭くて喜んでました」と。 また、中指立てたんだ。 中指立てたと言えば思い出す、3年前の出来ごと。。。 憲宗をお迎えに教室に行くと、担任の先生が出てきてこう言った 「今日、憲宗が…

憲宗、文字を書く ② ~憲宗はキツネが好き!?~

新学期は、あちらこちらで「自己紹介」の嵐でした。 しゃべれない憲宗だって、毎年の経験を積んで慣れたもの。 人前に出るの、大好きですからね。 ここぞとばかりに目立ちます。 先日はデイサービスでも「自己紹介」があったようで、デイスタッフさんが 「憲…

見えない父 と 聞こえない憲宗

私の父は目が見えない。 全盲になってもうすぐ5年。 今ももちろん大変だとは思うが、だんだん見えなくなっていく状況の中、一人で生活していた時の方が精神的にしんどかったのでは。。と、見ていて、そう感じていた。 見えなくなった頃、父の家へ行った日に…

再会

もう会えないと思ってた。 でも、願えば叶うとも思っていた。 再会の年 今年は、そんな年なのかもしれない。 一人目は6年ほど前、色んなことがあり疎遠になってしまった友人。 いつかどこかで彼女を見かけたら、その時は声を掛けようと心に決めていた「その…

乙武さんの奥さんの言葉に

春休み。 長女と次女の進学準備でいつも以上にハードな上に、憲宗はインフルエンザ。看病疲れの私は憲宗の咳がうつり、眠れないほどの咳で睡眠不足。おまけに体中が痛い。 病院には行けないし憲宗の咳止めテープをちょいと拝借して貼ってみたら、突然気を失…

特別支援学校 ② 地域交流学習

「地域交流学習」 と言う制度を知ったのは、入学後だった。 要するに、特別支援学校に通いながら、生活している地域の小学校の行事や授業に参加して、児童たちと交流できるというものだった。 知らなかったーーーーー!!! 入学前に知っていたら、こんなに…

憲宗、文字を書く!! ①

なかなか文字を覚えようとしない憲宗。 覚える気すら全くない。 自分の名前はさっさと覚えたくせに、それ以外の文字は全く無視のままこの春で5年生になった。 そんな憲宗に、最近ちょっとした変化が見えている。 2月のある夜。 テレビに映ったネコを指差し…

私の育ったお家

山の上のお家。 景色がきれいだったー♪ リビングの窓から見える山。何も遮るものがないー♪ 踏切の音が聞こえる。 裏の家に住んでた幼なじみ。今はどうしてるかな? 一本下の道路の幼なじみは、離れていても大切な存在。 下の家の幼なじみとは、この前ばった…

性どっちでもいい障害 ~次女の卒業式~

スポーン!! と、飛び出すように産まれてきた次女は長女と違い、成長は少しゆっくりで、夜はとても良く眠ってくれる赤ちゃんだった。 どこから見ても女の子で、小さい頃はビビッドなカラーの服が良く似合っていた。 1歳9カ月で憲宗が生まれ、お姉ちゃんに…

長女の卒業式に思う

3月15日。 私の誕生日と重なり、長女の中学卒業を迎えた。 「大きい!!大きいっー!!」 と、助産師さんの叫び声とともに誕生した長女は2000年ベビー。 泣きやまずに途方に暮れることもあったが、育児書よりも早い段階で成長してくれる姿に、ただた…